平成17年8月28日発行   我孫子市史研究センター会報   第42号 
編集:編集委員会 第42号

都 部 考 高木 繁吉


我孫子市内には珍しい地名がある。
どこか謎めいた地名がある。

「いちぶ」と称する都部もそのひとつだろう。

都部は古くに一分と記された場合がある。

一分は古代には史生(ししょう)の別称であった。
史生は役人のことであった。
それなので一分は役人を意味した。

都を「いち」と称する場合がある。
(みやこ)には市(いち)が立つから、都を「いち」とも称するのである。
いえば無味乾燥な一(いち)を雅やかに都(いち)と記す由来である。

話は珍しい地名の都部が一分と記されていたところからはじまった。

古代に役人がいた。つまり一分がいた。そして役人がいた地を一分と称した。
やがて、一分という地は時代の流れの中で、都部と優雅に記されるようになった。

都部は古代の役人がいた場所なのであろう。

地名の謎解きは面白い。


<研究レポート募集>           編集委員会

前号に掲載しましたように、研究発表の場として会報をバージョンアップしたいと思います。どうぞ気軽に、日ごろ調べてこられた成果を投稿して下さいますよう。
今回の掲載は来月号を予定しています。

期限:915
字数:1,6002,200字(写真、図表含む場合は1枚につき200300字減)
内容:研究報告、研究ノート、資料紹介などオリジナルなもの。長いものの場合、数回に分ける形でも結構です。
形態:できれば、パソコンのファイルの形で戴けるのがベスト。ワープロ印刷したものでも結構です。手書きの場合は原稿用紙に書かれるように。図表もファイルの形がベストですが、コピーの場合はなるべく鮮明なものが望ましいです。


各部会の活動と予定

部会

講座名

担当者

歴史      

@古文書解読(日曜コース)

911

PM 1:00

商工会館
会議室

高田 明英 

テキスト 写本『落穂集』

A古文書解読(火曜コース)

9月20

PM 1:00

アビスタ
第1学習室

今村 昌人

テキスト 「差上申済口証文之事」

B研究講座

9月25

PM 1:00

アビスタ
第2学習室

清水 千賀子

「我孫子市史近世篇」を読む講座−第2回 第4章 新田(新田村)開発
 講師 中尾正己
 (テキスト『我孫子市史 近世篇』各自持参のこと)

合同 C我孫子ハケの道今昔 歩く・見る・聞く
波除不動・水神社ほか
9月17 PM 1:30 湖北駅北口階段下集合 松本 庸夫

合同部会8月の活動(8/20)

@ 椎名宏雄氏から受贈した『豊洲大由和尚年譜』記載の「養蚕記念碑銘」が披露され、これは我孫子市史研究No.15、品田制子氏論文にも載っており、そこでも立石されているのか否か不明とされていることが紹介された。
A 小文間「宗四郎坂」上所在の二つの筆子塔「斎藤杏庵翁碑」(1926)、「楳?先生之墓」(1865)の碑文が紹介された。碑文から斎藤杏庵翁の女が、我孫子にも関係があったことが分かる。
B『我孫子の石造物』リストを利用した新しい研究・考察への期待が世話人から述べられた。
C「地域活動インターンシッププログラム」について、部会として受入の可能性があり、協力要請があった。
D 今年末までの計画を決めた。

歴史部会研究講座7月の活動7/24(8月は休会)

『我孫子市史(近世編)』を読む講座の第一回を開催。内容は第1章から第3章までを執筆担当された高田明英氏が解説された。


事務局便り

現在、運営委員会では次のように、当会の行事について検討を進めています。また、各種の行事については、市の教育委員会との協業が図れるよう計画しています。

1)研究講座で開始した「我孫子市史を読む講座」を第2回から教育委員会後援としてもらうことになりました。このため広報活動が楽になります。

2)講演会は「戦国の世の相馬地域と我孫子」と題して、市史の著者の一人であられる千葉県文書館の平野明夫氏を講師にお願いしているところです。教育委員会共催の方向で進め、124日アビスタホールにて実施を予定しています。10月号に改めてお知らせします。
3見学会は来年の春、足利学校、ばん阿寺(ばんなじ)を中心に周辺の美術館、田中正造の資料館などを巡るバス見学会を検討中です。御期待下さい。


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